車のメンテナンスにおける注意点とは?基本的な知識と自分でメンテナンスする場合に知っておくべきことを徹底解説!

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この記事の監修者

エーゼット開発室

株式会社エーゼットは、1955年に創業された潤滑油、ケミカル、洗浄剤を販売する会社です。本記事は、エーゼット専門家チームが監修して制作しております。

車のメンテナンスを検討している方の中には、事前に注意点も知っておきたいと考えている方はいらっしゃるかと思います。

そこで、本記事では車のメンテナンスに関する3つの注意点、自分で車をメンテナンスする場合の6つの注意点などを解説します。

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車のメンテナンスに関する3つの注意点

まず、車のメンテナンスに関する基本的な注意点を3つご紹介します。ポイントをおさえて、車の安全性と性能を維持しましょう。

定期的な点検と整備をする

安全で快適なカーライフを楽しむためには、定期的な点検と整備が欠かせません。定期的な点検とは、一般的に道路運送車両法第48条より法的義務が課せられている「法定点検」と、所有者が行う「日常点検」に分けられます。

法定点検は12ヵ月点検(法定1年点検)と24ヵ月点検(法定2年点検)があり、車の安全性維持と、故障や事故のリスクを軽減するために実施されます。また、日常点検も車の安全性を維持するために重要です。

日常点検では以下の項目をチェックしましょう。

  • タイヤの空気圧と摩耗状態
  • ブレーキの効き具合
  • ライト類の点灯状態
  • エンジンオイルの量
  • ウィンドウォッシャー液の量

参考:道路運送車両法|e-Gov 法令検索

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この中でもウィンドウォッシャー液の量は高頻度で確認しましょう。特に北国だと水を入れてしまうと凍結のリスクがあるので、ウィンドウォッシャー液の確保は必須になります

車体が汚れたらその都度洗車する

洗車は車の美しい見た目の維持と、車両の劣化を防ぐために重要なメンテナンスです。車体が汚れたらその度に行いましょう。

洗車を定期的に行うメリットは下記の通りです。

  • ボディに付着した汚れや有害物質を除去し、塗装の劣化を防げる
  • 車体を細かくチェックすることで、小さな傷や不具合を早期に発見できる
  • コーティングの効果を長く維持できる

洗車する際は、晴れた日や風の強い日は避け、曇りの日に洗車するのが理想です。曇りの日に洗車すれば、水滴の乾燥によるシミや新たな汚れの付着を防げます。

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車種や使用環境に応じたケアをする

一般的な乗用車では、主にエンジンオイルの交換、タイヤ空気圧点検・調整、ブレーキオイル交換が重要なメンテナンス項目です。それぞれの理想的なメンテナンス頻度は下記の通りです。

  • エンジンオイル交換:3~6ヵ月または3,000~5,000kmごと
  • タイヤの空気圧点検・調整:1ヵ月に1回
  • ブレーキオイル交換:1~2年または20,000kmごと

また、使用環境に応じたケアも重要です。具体的には下記のポイントに注意して車をメンテナンスしましょう。

使用環境 注意点
都市部
  • ブレーキパッドの摩耗が早くなるため、走行距離が50,000キロを超える前に交換する
  • 走行距離が約10,000~15,000キロを超える前にエアコンフィルターを交換する
長距離走行
  • 走行距離が約3,000~5,000キロを超える前にエンジンオイルを交換する・走行距離が約30,000~32,000キロを超える前にタイヤを交換する
  • 冷却系統の点検を怠らない
寒冷地
  • バッテリー液の残量を確認し、下限メモリよりも減っていたらバッテリー補充液を足す
  • 冬用タイヤへの交換
  • 車種ごとの指定空気圧にあわせる
  • 防錆処理を1~2年に1回する
沿海部
  • 週1回の入念な洗車と点検をする
  • 防錆処理を1~2年に1回する

一般的なメンテナンス項目に加えて、車種や使用環境に応じた適切なケアにより、車の寿命を延ばし、安全性を確保できます。

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エンジンオイル粘度の決定方法はメーカー推奨に準拠はしますが、お客様によっては、高負荷・高温下条件においては高粘度を採用する方もいらっしゃいます。

自分で車をメンテナンスする場合の6つの注意点

自分で車をメンテナンスする場合の主な注意点は6つあります。

  • 安全性の確保
  • マニュアルの確認
  • 適切な工具の使用
  • 適切な部品・消耗品の使用
  • 作業範囲の把握
  • 廃油・廃液の適切な処理

それぞれの注意点を詳しく見ていきましょう。

安全性の確保

自分でメンテナンスする場合、安全性の確保は最も重要です。下記のポイントに注意して、安全性を確保しましょう。

安全性を確保するために必要なこと ポイント
適切な作業環境の確保
  • 平坦かつ固い地面で作業を行う
  • 十分な明るさと換気を確保する
  • 火気の近くでの作業は避ける
  • 広めのスペースを確保し、車の周囲に余裕を持たせる
保護具の着用
  • 安全メガネ:作業前に必ず着用し、作業中は常時装着したままにする
  • 作業用手袋:サイズが合っているか確認し、きつすぎず緩すぎないものを選ぶ
  • 長袖・長ズボンの作業着:上着の袖口はしっかり締め、裾はボトムスに入れる
  • 安全靴:JIS規格やJSAA規格に適合した安全靴を選ぶ
車両の確実な固定
  • ジャッキアップする際は、必ずジャッキスタンドを使用する
  • 車両を安定させ、パーキングブレーキを確実にかける
  • 輪止めを使用して車両の動きを防ぐ

これらの注意点を守ることに加えて、作業ごとに注意するポイントは異なります。正しいメンテナンスの手順を理解してから、セルフメンテナンスを進めましょう。

マニュアルの確認

車両マニュアルは、車種特有のメンテナンス情報を確認できます。また、適切な手順やメンテナンスの推奨頻度を把握できるため、必ずマニュアルを確認しましょう。

マニュアル確認時の注意点は下記の通りです。

  • 車両の製造年や型式にあった最新版を使用する
  • 専門用語を正しく理解する
  • 重要な警告や注意事項を確認する

マニュアルを読んでも理解できない場合や複雑すぎると感じる作業は、無理に作業せずディーラーやカー用品店などの専門家に依頼しましょう。

適切な工具の使用

適切な工具の使用は、安全性と作業効率の観点から非常に重要です。工具を選ぶ際は、高品質で信頼性の高い工具を選びましょう。安価な工具は品質が劣る場合があり、使用中に破損したり、ボルトやナットを傷つけたりする可能性があります。

各工具の正しい使用方法を学び、正しく使用しましょう。たとえば、レンチ・ソケット・ドライバーを使用する際は、下記のポイントに注意します。

  • レンチ・ソケット:ボルトやナットに対して垂直に力をかける
  • ドライバー:ネジ頭に合ったサイズと種類を選び、適切な力で回す

工具は使用後に清掃し、適切に保管しましょう。また、定期的に点検し、摩耗や損傷がある場合は交換が必要です。

適切な部品・消耗品の使用

自分でメンテナンスをする際は、適切な部品と消耗品を使用しましょう。部品・消耗品は、車両マニュアルを確認して推奨される部品や規格を把握します。

また、部品・消耗品の品質を確保するため、純正品や信頼できるメーカーの製品を選びましょう。安価な互換品や模倣品は品質が低い可能性があるため、値段だけを見るのは注意が必要です。

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作業範囲の把握

自分でメンテナンスする場合は、自身の技術力と作業の難易度を正しく評価し、安全に行える範囲内で作業しましょう。複雑な作業や専門知識が必要な部分はプロに任せる判断が必要です。

自分で実施できるメンテナンス項目は下記の通りです。

  • 洗車
  • タイヤの空気圧チェックと調整
  • ウィンドウォッシャー液の補充
  • ワイパーゴムの交換
  • 灯火類(ヘッドライト・ウィンカー等)の清掃
  • 車内の清掃
  • 日常点検
  • エンジンオイルの交換

これらの作業は、適切な工具と正しいメンテナンス手順を学べば、セルフメンテナンスが可能です。

廃油・廃液の適切な処理

廃油・廃液の適切な処理は、環境保護と法令遵守の観点から非常に重要です。廃油・廃液の処分方法は自治体によって異なります。必ず地域のルールを確認しましょう。

廃油・廃液を自己処理する場合は、下記のポイントに注意します。

  • 廃油処理ボックスを使用し、油を固めるか布状のものに吸わせてから処分する
  • 廃油は専用の容器に入れ、漏れないよう密閉して保管する
  • エンジンオイル、ブレーキフルード、クーラントなど、種類ごとに分別して処理する

なお、廃油を土地や水路に捨てることは厳禁です。個人の場合、1,000万円以下の罰金または5年以下の懲役、もしくはその両方の罰則が課せられます。

廃油の処理は、産業廃棄物処理業者や自動車販売店、ガソリンスタンドなどに依頼できます。自己処理が難しい場合は、必ず専門業者に依頼しましょう。

参考: 廃棄物の処理及び清掃に関する法律第2条第4項,第12条第7項|e-Gov 法令検索

メンテナンスの実施間隔に関する4つの注意点

メンテナンスの実施間隔に関する注意点は主に4つあります。

  • メーカーが推奨する基本的な間隔を参考にする
  • 走行距離と経過時間の両方を考慮する
  • 過酷な使用条件では間隔を短くする
  • 予防的なメンテナンスを心がける

それぞれの注意点を詳しく見ていきましょう。

メーカーが推奨する基本的な間隔を参考にする

メーカーが推奨する基本的なメンテナンス間隔は、車の適切な管理の出発点となります。

メーカー推奨のメンテナンス間隔は、車種ごとの構造や使用部品の特性を考慮して、決められています。よって、推奨期間に従うことは、車の性能維持と安全性を確保するために重要です。

走行距離と経過時間の両方を考慮する

車のメンテナンススケジュールは、メーカーが推奨する走行距離ベースのメンテナンスを基本としつつ、経過時間も考慮に入れることが重要です。たとえば、推奨される走行距離に達する前に、メンテナンスが必要な時期を迎えた場合、経過時間を基準にメンテナンスしましょう。

走行距離が少ない場合でも、エンジンオイルやタイヤは経年劣化します。そのため、走行距離のみを参考にするのではなく、経過時間も考慮してメンテナンスしましょう。

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過酷な使用条件では間隔を短くする

過酷な使用条件下(シビアコンディション)では、通常のメンテナンス間隔より短い頻度でメンテナンスする必要があります。シビアコンディションの定義は下記の通りです。

  • 年間に20,000km以上走行している
  • 砂利道や未舗装路、雪道などの悪路走行を頻繁に行っている
  • 山道や登降坂路での走行を頻繫に行っている
  • 1回の走行距離が8km以下の短距離走行を頻繫に行っている
  • 時速30km以下の低速走行やアイドリング状態を頻繫に行っている

シビアコンディションに該当する場合、故障のリスクが高まるため、より入念なメンテナンスが必要です。

予防的なメンテナンスを心がける

予防的なメンテナンスは、車の安全性と寿命を延ばすうえで重要です。予防的なメンテナンスにはコストがかかりますが、長期的には大きな故障を防ぎ、総合的なメンテナンスコストをおさえられます。

予防的なメンテナンスには下記のようなものがあります。

  • エンジンオイルとフィルターの交換
  • タイヤの空気圧点検、交換、ローテーション
  • ブレーキ液の点検と交換
  • 冷却水の点検と交換
  • エアコンフィルターの交換
  • バッテリーの点検と交換
  • ワイパーゴムの交換
  • ヘッドライトの点検と交換

しかし、過剰な整備は避け、車の状態と使用状況に応じた適切なメンテナンス計画を立てましょう。

車のメンテナンスに関するよくある質問

車のメンテナンスに関するよくある質問と回答をご紹介します。

走行距離10万キロの車をメンテナンスする際にかかる費用はどれくらいですか?

走行距離10万キロの車をメンテナンスする際にかかる費用は、一般的に100,000~300,000円程度です。走行距離10万キロを超えると、下記のような部品の交換が必要になる可能性が高くなります。

  • タイミングベルト
  • ウォーターポンプ
  • ショックアブソーバー
  • ブレーキ関連部品(ローター、パッド等)
  • オルタネーター
  • 各種フィルター類
  • ゴム製部品(ベルト類、ブッシュ等)

メンテナンス費用は車種、使用状況、メンテナンス履歴によって大きく変動する可能性があります。

車は20年乗ることができますか?

適切にメンテナンスすれば、20年以上車を安全に乗り続けることが可能です。下記の定期的なメンテナンスを欠かさないようにしましょう。

  • エンジンオイルを交換する
  • オイルフィルターを交換する
  • タイヤの空気圧チェックと定期的にローテーションする
  • ブレーキオイルを交換する
  • 冷却水の点検と交換を行う

しかし、20年以上同じ車に乗ると、交換部品の在庫が無かったり、突発的な高額修理が必要になったりします。そのため、カーディーラー、カー用品店などによる定期的な点検を受けましょう。

まとめ

安全で快適なカーライフを楽しむためには、定期的な点検と整備が欠かせません。法定点検と自身で行う日常点検を欠かさないようにしましょう。

また、セルフメンテナンスはご紹介したポイントをおさえて安全第一で取り組んでください。自身でのメンテナンスが困難と感じた場合は、専門業者へ依頼することが重要です。

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