バイクのエンジンオイルはいつ頃交換すべき?自分で対応する際の注意点も解説

バイクのエンジンオイルはいつ頃交換すべき?自分で対応する際の注意点も解説

「バイクのエンジンオイル交換の適切なタイミングや頻度を知りたい」
「エンジンオイル交換がバイクの性能や寿命にどのように影響するかを知りたい」

バイクのエンジンオイル交換を考えている方の中には、上記のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

2サイクルエンジンでは、エンジンオイルとガソリンを混合して使用するため、定期的なオイル交換は必要ありません。しかし、4サイクルエンジンでは一般的に3,000km〜6,000km走行(新車の初回交換は1,000km走行時)ごとにエンジンオイルの交換が必要です。

そこで、本記事ではバイク(4サイクルエンジン)のエンジンオイルの交換目安、エンジンオイルの役割などを解説します。

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バイクのエンジンオイルの交換目安

エンジンオイル交換の目安は走行距離や期間、オイルの状態変化によって確認できます。それぞれの基準について詳しく見ていきましょう。

1:走行距離や期間(メーカー推奨情報)

4サイクルエンジンのバイクは、3,000km〜6,000km走行(新車の初回交換は1,000km走行時)ごと、期間を目安にすると6ヵ月(新車の初回交換は1ヵ月後)ごとの交換が必要と言われています。

ただし、メーカーによって推奨されている交換目安時期が異なるため、下記の表を参考にエンジンオイル交換を考えましょう。

ホンダ 交換頻度
空冷車(ただし、ドライサンプ車及びオイル・クーラ付き空冷車を除く) 初回1,000kmまたは1ヵ月、 以後3,000kmまたは1年毎
250cm3までの水冷車やドライサンプ車及びオイル・クーラ付空冷車 初回1,000kmまたは1ヵ月、 以後6,000kmまたは1年毎
251cm3以上の水冷車 初回1,000kmまたは1ヵ月、 以後10,000kmまたは1年毎
ヤマハ 交換頻度
125cm3以下の水冷車、50cm3のスクーター水冷車、50cm3以上のオイルクーラー未装備の空冷車 初回1,000kmまたは1ヵ月、 以後3,000kmまたは1年毎
YP250、CP250、YP400G 初回1,000kmまたは1ヵ月、 以降5,000km毎または1年毎
126cm3から250cm3の水冷車、ドライサンプの空冷車、オイルクーラー装備の空冷車、51cm3以上のスクーター水冷車(YP250、CP250、YP400Gを除く) 初回1,000kmまたは1ヵ月、 以後6,000kmまたは1年毎
251cm3以上の水冷車 初回1,000kmまたは1ヶ月、以後10,000kmまたは1年毎
スズキ 交換頻度
空冷車及び強制空冷車(原付一種)に適用 初回1,000kmまたは1ヵ月、以降3,000km毎または1年毎
強制空冷車、油冷車及び水冷車に適用 初回1,000kmまたは1ヵ月、以降18,000km毎
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なお、メーカーが推奨するオイル交換インターバル(走行距離または期間)は、通常の運転状況を前提としたもので、過酷な条件(例えば連続高速走行、急加速・減速の繰返し、沿岸部での使用など)では、オイルの劣化が早まりますので、より早めのオイル交換を考えましょう。また、オイルが減った状態で使用すると、より劣化が早まります。定期的にオイルレベルをチェックして、オイル補給するとエンジンが優しく保護されることになります。

2:オイルの状態変化

バイクのエンジンオイル交換はオイルの状態変化によっても、目安がわかります。下記の変化が確認できた場合、交換を考えましょう。

オイルの色の変化
  • コーヒーや墨汁のような濃い茶色や黒色になっている場合、エンジンオイル交換が必要
  • エンジン内部の汚れや金属粒子がオイルに混入し、酸化・劣化が進んだ状態になっている
オイルの粘度の変化
  • オイルの粘度が低下している場合、添加剤が分断されている可能性が高いので、エンジンオイル交換が必要
  • オイルの粘度が上昇してドロドロになっている場合、オイルが酸化されて劣化しているので、エンジンオイル交換が必要
  • 専門家でなければ、粘度の変化を目視や触感だけで正確に判断することは難しい
オイルの乳化
  • オイルが乳白色に変化している場合、水分が混入している可能性があり、早急に交換が必要
  • 梅雨時や冬季に起こりやすい
オイルの急な減り
  • オイルの減りが大きい場合、ピストンリングが摩耗または固着している可能性があり、エンジンの点検をお奨めします
  • オイルの粘度グレードがメーカー推奨とかけ離れて高いまたは低い場合、オイル消費が大きくなる場合があります

バイクのエンジンオイルは早めに交換しても問題ありません。よって、バイクの性能維持のためには、定期的にオイルの状態をチェックして、必要に応じた早めの交換が重要です。

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オイルはエンジンの血液とも言われます。いつも愛情を持ってエンジンオイルのチェックを心掛けて下さい。
特にオフロードでの使用は、負荷変動が大きく、水や埃の吸入空気への混入が起きやすいのできめ細かいチェックをお願いします。

エンジンオイルの役割

バイクのエンジンオイルはエンジンの正常な動作と長寿命化に不可欠な存在です。エンジンオイルには下記の役割があります。

潤滑作用
  • エンジン内部の金属部品同士の摩擦を軽減
  • 部品の寿命を延ばし、エンジンの性能を維持
  • クラッチやミッションの潤滑
冷却作用
  • 摩擦や燃焼によって発生する熱を吸収
  • エンジン全体を冷却
密封作用
  • ピストンとシリンダーの隙間を埋め、燃焼ガスの漏れを防止
  • 圧縮効率を高める
清浄作用
  • エンジン内部に発生する汚れを分散・吸着
  • エンジン内部を清潔に保つ
防錆作用
  • 金属表面に保護膜を形成
  • 水分や酸による腐食を防止
  • エンジン内部の錆びを予防

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エンジンオイル交換をしないとどうなる?

バイクのエンジンオイルを交換しないと主に6つの問題が発生します。

エンジンの性能低下
  • エンジンの動きが悪くなり、出力が低下する
  • 加速性能が落ち、燃費も悪化
異音や振動の発生
  • エンジン内部の摩擦が増大し、異音や振動が発生するようになる
オーバーヒートのリスク増加
  • オイルの冷却効果が低下し、エンジンがオーバーヒートしやすくなる
エンジン内部の汚れ蓄積
  • オイルの洗浄作用が低下し、エンジン内部に汚れが蓄積する
  • 性能低下や故障のリスクが高まる
エンジンの焼き付き
  • 最悪の場合、エンジンが焼き付いて動かなくなる可能性がある
錆の発生
  • オイルの防錆効果が低下し、エンジン内部に錆が発生する可能性が高まる

これらの問題を避けるため、バイクのエンジンオイルは定期的な交換が必要です。

また、エンジンオイルの交換・補給に加えて大切なのが、適切なエンジンオイルの選定です。バイクのエンジンは自動車と違って思った以上に過酷な条件で働いています。例えば50ccのバイクでも、自動車で言えばスポーツカー並みの出力比(排気量当りの馬力)で回っていますし、大型のスポーツバイクの場合、フォーミュラカー並みの出力比に相当します。これを支えるオイルの役割はとても大事なのです。

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エンジンオイルの選定に当たっては、メーカーが推奨する性能グレード(例えばAPI SLやJASO MA2など)と粘度グレード(例えば10W-30など)を基本とし、ライダーの皆様の要望も加味して決めていただきたいと思います。

エンジンオイル交換の費用相場

エンジンオイルの交換費用はバイクの排気量、使用するオイル量、エンジンオイルの質によって異なります。具体的な費用相場は下記の通りです。

50cc以下の場合 約1,500円~2,500円
125cc以下の場合 約1,500円~2,500円
400cc以下の場合 約2,000円~4,000円
400cc以上の場合 約3,000円~6,000円ほど
オイルフィルター交換 約1,000円~3,000円

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エンジンオイル交換の依頼先

エンジンオイル交換の方法は、バイク販売店(ディーラー)、バイク用品店、ガソリンスタンド、車の整備工場への依頼とセルフメンテナンスがあります。これらの中でもセルフメンテナンスが最も安く交換可能で手軽です。

また、セルフメンテナンスはコストを抑えて高品質のオイルを使用できます。そのため、自身でメンテナンスが可能な場合はセルフメンテナンスがおすすめです。

依頼先 工賃相場 オイル代・フィルター代 合計費用の目安
バイク販売店(ディーラー) 3,000~10,000円程度
バイク用品店 約1,100~2,100円 オイル代:500~2,000円/L、フィルター:500~2,000円 2,000~7,000円程度
ガソリンスタンド 約500~1,100円 含む(自社オイル使用) 2,000~6,000円程度
車の整備工場 約1,000~3,000円 同左 2,500~8,000円程度
セルフメンテナンス(DIY) 工賃:ゼロ(工具購入は必要) オイル代:1,500~4,000円、工具代:初回約3,000円以上 初回6,000~7,500円、2回目以降2,000~4,000円程度

自分でエンジンオイル交換する際に必要なものと使い方

自分でエンジンオイル交換する際に必要なものは主に5つあります。

  • 新品のオイル(費用相場:1,000円~1,500円/1L)
  • オイルジョッキ(費用相場:500円〜1,000円程度)
  • 工具(費用相場:1,000円〜5,000円程度)
  • ドレンワッシャー(費用相場:100円〜)
  • 廃油ボックス(費用相場:500円〜1,000円)

それぞれの道具の使い方や特徴をご紹介します。

新品のオイル

エンジンオイルはオイルの種類、粘度、規格を基準に選びましょう。

オイルの種類
  • 鉱物油:一般的で安価なオイル。通勤や通学用のバイクに適している
  • 部分合成油:鉱物油と化学合成油のバランスが良く、街乗りからツーリングまで幅広く使える
  • 化学合成油:高性能で耐熱性に優れているが高価。高速走行やサーキット走行に適している
粘度
  • SAE規格で表示される粘度(例:10W-40)を確認し、バイクに適したものを選ぶ
  • 数字が小さいほど粘度が低く、大きいほど高くなる
規格
  • API規格: SL、SN、SPなどの最新規格を確認
  • JASO規格::4サイクルエンジンの場合、MA2などの表記を確認

実際の交換作業は、バイク側部のツマミを外した箇所から、カンタンに進められます。

バイクのエンジン部分をクローズアップした写真で、赤い矢印が特定の箇所を指している まずはオイルを抜く必要があるため、吸い上げ用のポンプを使います。画像のように、チューブを入れて吸い上げていくと、元から入っていた黒いオイルが抜き出せます。

バイクのエンジンオイル注入中の様子で、青い缶に「4 CYCLE ENGINE OIL」と記載されたオイルを使用 オイルを抜き切ったら、新しいオイルを注入します。弊社のオイルのように、ノズルがついているものであれば、画像のようにそのままオイルを入れられます。ノズルがない場合は、一度オイルジョッキなどに移し替えてから注入する方法もあります。

バイクのエンジンオイル量確認窓をクローズアップした写真。最上限と最下限が赤と青の線で示されている オイルを入れる量は、メーターの再下限と再上限の間を目安にしていただければと思います。

整備士がバイクのエンジン部分を指差して点検している場面 最後はキャップを閉めて終わりです。

弊社のエンジンオイルは強力な油膜を形成し、高回転・高温の負荷に耐えます。高品質のベースオイルの持つ保護性能に加えて、より過酷な走りに耐えられます。

高出力、高性能エンジンに適し高温下においても優れた潤滑性が持続する高性能4ストエンジンオイルで、鋭いアクセルレスポンスが可能です。

初回限定の方は、通常よりもお求めやすい価格設定になっていますので、ぜひAZ Official Shopから詳細をご覧ください。

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オイルジョッキ

オイルジョッキは、新しいエンジンオイルをエンジンに注入する際に使用します。エンジンのオイル注入口は比較的狭いため、オイルジョッキを使用することで、こぼさずにオイルを注入可能です。

オイルジョッキは、バイクのエンジンオイル量に適したもので、耐油性のある材質を選びましょう。具体的な使用方法は下記の通りです。

  1. オイルジョッキに新しいエンジンオイルを入れる
  2. エンジンのオイル注入口にノズルを差し込みいれる
  3. ゆっくりとオイルを注入し、適量になったら止める

オイルジョッキは清潔に保ち、異物混入を防ぎましょう。

おすすめのオイルジョッキー>>AZ オイルジョッキー 1L フタ&あみ付

工具

エンジンオイルの交換に必要な工具は主に6個あります。

  • オイルドレンボルト用レンチ:六角レンチ(ソケットレンチ)が一般的
  • トルクレンチ:オイルドレンボルトを適切な締め付けトルクで締めるために使用
  • 六角レンチセット:一部のバイクでは、カウルやアンダーカウルの取り外しに必要
  • プラスドライバー・マイナスドライバー:カウルやパネルの取り外しに必要な場合がある
  • ウエス:オイル交換作業中の汚れを拭き取るために使用
  • 軍手やゴム手袋

バイクの機種によって追加の工具が必要な場合もあるため、事前に取扱説明書を確認しましょう。

ドレンワッシャー(ドレンパッキン)

ドレンワッシャーは、オイル漏れを防ぐための重要な部品です。ボルトとエンジンの間に挟むことで、密閉性を高め、オイルの漏れを防止します。

原則として、ドレンワッシャーの再利用は厳禁です。毎回のオイル交換時に新しいものを使用します。バイクの機種に適合したサイズのドレンワッシャーを選びましょう。

廃油ボックス

廃油ボックスは、エンジンオイルをこぼさずに安全に回収するためのアイテムです。バイクのオイル量より大きい容量の製品を選びましょう。

また、保管スペースや持ち運びやすさも考慮します。廃油ボックスの使い方は下記の通りです。

  • オイルドレンボルトの真下に置く
  • オイルが飛び散らないよう、適切な位置に設置
  • オイルを抜いた後は、蓋をして保管

エンジンオイルは使用後、適切に処分しましょう。使用済みのエンジンオイルには、オイルや添加剤の劣化物が含まれますので、素手で触らないよう注意して下さい。

まとめ

本記事ではバイクのエンジンオイルの交換目安、エンジンオイルの役割などを解説しました。

エンジンオイルはメーカーの交換目安に従って交換するか、オイルの状態変化が確認できた場合に交換しましょう。交換を怠れば、エンジンの性能低下、異音や振動の発生などの問題が発生します。

定期的なエンジンオイル交換を欠かさないようにしましょう。また、セルフメンテナンスはコストを抑えて高品質のオイルを使用できます。そのため、自身でメンテナンスが可能な場合はセルフメンテナンスがおすすめです。

弊社では、バイクのメンテナンスに必要な製品を取り揃えております。詳しくはAZのホームページをご覧ください。

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