車のエンジンオイル交換の適切な時期とは?目安や費用相場を解説

車のエンジンオイル交換の適切な時期とは?目安や費用相場も徹底解説
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エーゼット開発室

株式会社エーゼットは、1955年に創業された潤滑油、ケミカル、洗浄剤を販売する会社です。本記事は、エーゼット専門家チームが監修して制作しております。

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「エンジンオイル交換がなぜ必要なのか分からない」
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エンジンオイルの交換を検討している方の中には、上記のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

エンジンオイルが劣化すると、車の寿命や燃費に悪影響を与えるため、定期的に交換する必要があります。

そこで、本記事ではエンジンオイルの役割、エンジンオイル交換を怠るとダメな理由、エンジンオイル交換の依頼先と費用相場などをご紹介します。

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エンジンオイルの役割

エンジンオイルはエンジンの正常な動作と長寿命化に不可欠な存在です。エンジンオイルには下記の役割があります。

役割 詳細
潤滑作用
  • エンジン内部の金属部品同士の摩耗を軽減
  • 部品の寿命を延ばし、エンジンの性能を維持
  • エンジンの回転を滑らかにし、燃費を良くする
冷却作用
  • 摩擦や燃焼によって発生する熱を吸収
  • エンジン全体を冷却
密封作用
  • ピストンとシリンダーの隙間を埋め、燃焼ガスの漏れを防止
  • 圧縮効率を高めることで、馬力を向上させる
清浄作用
  • エンジン内部に発生する汚れを分散・吸着
  • エンジン内部を清潔に保つ
防錆作用
  • 金属表面に保護膜を形成
  • 水分や酸による腐食を防止
  • エンジン内部の錆びを予防
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このように、エンジンオイルには実に様々な役割があります。これらの機能・性能をキープするためには、定期的なオイル交換が必要です。

エンジンオイル交換を怠るとダメな理由

エンジンオイルを定期的に交換する理由は、エンジンの機能の維持とエンジンを最適な状態に保つためです。しかし、エンジンオイルの交換を怠ると、短期的・中期的に問題が発生します。

どのような問題が発生するのか解説します。

短期的に発生する問題

エンジンオイルの交換を怠ると、エンジンの寿命が縮み、車の性能が低下します。短期的には下記の問題が発生します。

発生する問題 詳細
エンジン性能の低下
  • 劣化したオイルの潤滑作用低下
  • エンジン内部の摩擦が増加
  • エンジンのスムーズな動作が妨げられる
燃費の悪化
  • オイルの粘度低下・密封作用の低下
  • エンジン内部の気密性が損なわれる
  • 燃費効率が低下
エンジン音や振動の増加
  • 潤滑不足でエンジン内部の摩擦が増加
  • 通常より大きなエンジン音や振動が発生する可能性がある
加速性能の低下
  • オイルの劣化によりエンジン内部のパーツの動きが鈍くなる
  • 加速に時間がかかるようになる
オイル消費量の増加
  • 劣化したオイルは蒸発しやすくなる
  • オイル量が急速に減少する
  • オイル量が減少すると、さらに劣化が進む

中長期的に発生する問題

エンジンオイルの交換を怠った場合、中長期的にも問題が生じます。

代表的な問題として、エンジンオイルの清浄作用低下にともなって、エンジン内部に汚れやスラッジが蓄積することがあげられます。その他に発生する問題は下記の通りです。

発生する問題 詳細
エンジン性能の低下 エンジンがかかりにくくなったり、振動や音が大きくなったりして、車の使用に支障をきたすようになる
燃費の悪化
  • エンジン内部に汚れが蓄積され、可動部・回転部がスムーズに動かなくなる
  • 摩擦力が増加し、燃料消費が激しくなるため、燃費が悪化する
加速力の低下
  • エンジンオイルの劣化が進むと、効率的にエネルギーを伝達できなくなる
  • アクセルを踏んでも思うように加速せず、快適な走行ができなくなる
異音の発生 走行中に「ゴロゴロ」「ガラガラ」といった異音が聞こえるようになる
エンジン部品の摩耗と損傷 摩擦力の増加により、エンジン部品の摩耗が進みやすくなる
ピストンリングの固着
  • 汚れが蓄積されたエンジンオイルにより、ピストンリングに汚れが残って固着する
  • ピストンリングが正常に機能しなくなり、オイル上がりやエンジンオイルの減りが加速する
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このように、長い間オイル交換しないと、エンジンに致命的なダメージを与える場合がありますので、注意しましょう。

車エンジンオイルの交換目安

エンジンオイルは車を走行させると汚れていくものですので、短いサイクルでエンジンオイルを交換しておけば、オイルの性能が落ちていない状態を維持できます。そのため、エンジンオイルを基準より早めに交換すること自体、問題はありません。

そのうえで、一般的に定義されている、車エンジンオイルの交換目安を3つの観点から解説します。

  • 走行距離や期間(メーカー推奨情報)
  • オイルの状態変化
  • エンジンの状態変化

1:走行距離や期間(メーカー推奨情報)

走行距離や期間に関してメーカーが推奨している、エンジンオイルの交換基準は下記の通りです。

メーカー 詳細
トヨタ
  • ガソリン車(ターボ車除く):15,000km走行または1年
  • ガソリンターボ車: 5,000km走行または6ヶ月
  • ディーゼル車: 5,000km走行~20,000km走行または半年~1年ごと
スズキ
  • 軽自動車:2,500km走行~5,000km走行
  • 小型・普通車:5,000km走行~15,000km走行または3か月~6か月ごとのどちらか早い方
ダイハツ
  • 軽⾃動⾞:10,000km走行(ターボ⾞は5,000km)または6ヵ⽉に1回
    ※シビアコンディションの場合は5,000km走行(ターボ⾞は2,500km)
ホンダ
    (車種ごとに異なるが)
  • 10,000km走行または12か月ごと
  • 15,000km走行または12か月ごと
  • 5,000km走行または6か月ごと(ターボ装備車)
日産
  • 5,000km走行ごとまたは6か月ごと

シビアコンディションの場合交換時期は早まる

エンジンオイルの交換で、シビアコンディション(車にとってより厳しい使用状況や負担の大きい使われ方)の場合は、通常よりも交換時期が早まります。具体的には下記のような条件が該当します。

  • 年間走行距離が20,000km以上
  • 短距離走行(8km以内/回)の繰り返し
  • 低速走行やアイドリング状態が多い(渋滞など)
  • 山道や登降坂路での頻繁な走行
  • 悪路(未舗装路、砂利道、雪道など)での走行が多い

これらの条件に該当している場合、早めの交換を心がけましょう。

エンジンオイルの交換頻度について
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自動車メーカーは、なるべく長い交換インターバルを設定する傾向にありますが、エンジンを保護する観点からは、早めのオイル交換がおすすめです。

2:オイルの状態変化

新品のエンジンオイルは透明な黄金色や琥珀色をしていますが、使用に伴い徐々に黒ずんでいきます。そのため、オイルの色の変化に注目して、エンジンオイルの交換を検討しましょう。

オイルの色が薄い茶色の場合は交換の必要はありません。濃い茶色の場合は交換時期が近付いており、黒色の場合は交換が必要な状態です。

また、エンジンオイルの交換を検討する条件として下記のポイントもあげられます。

  • エンジンオイルの粘度が低下している:新品のオイルと比べてサラサラしていれば交換の目安
  • エンジンオイルが適正量を下回っている:オイルレベルゲージで量を確認
  • 異物が混入している
  • 焦げたような異臭がする

オイルの状態変化が確認できた場合、エンジンオイルを交換しましょう。

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エンジンオイルは、エンジンがかかっている限り少しずつ劣化します。これは、走行距離に比例するのではなく、アイドリングや低速・低温条件でも意外に劣化は進行しますので、なるべくこまめにオイルの状態をチェックしましょう。特に夏場は、油温が上がりがちなので、早めのオイル交換がおすすめです。

3:エンジンの状態変化

エンジンの状態変化もエンジンオイルの交換時期を判断する重要な指標となります。下記の状態変化が確認できた場合、エンジンオイルを交換しましょう。

  • エンジンがかかりにくい
  • エンジンの振動や音が大きい
  • 加速力が低下した
  • 燃費が悪化している
  • 「コロコロ」「カラカラ」といった異音が発生している

平常時と比べて、これらの状態変化が確認できた場合、適切にエンジンオイルを交換しましょう。

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なお、これらの症状は、オイル交換で解消する場合もありますが、エンジン部品が傷んでしまうと、オイル交換だけでは解決できませんので、本格的なエンジン整備が必要となる場合もあります。なるべくそのような状態になる前に、こまめにオイル交換やオイルの状態チェックをお願いします。

エンジンオイル交換の依頼先と費用相場

エンジンオイル交換の依頼先には、カー用品店、ディーラー、整備工場、ガソリンスタンドがあります。しかし、より良い品質のエンジンオイルをより安価に使用したい場合、ご自身での交換(セルフメンテナンス)がおすすめです。

それぞれの依頼先と費用相場を詳しく解説します。

セルフメンテナンス

セルフメンテナンスでエンジンオイルを交換する際の、費用相場は2,000〜10,000円程度です。エンジンオイルを自分で交換する場合、工賃がかからないため、良い品質のエンジンオイルを安価に使用できます。

そのため、セルフメンテナンスができれば長期的な費用を抑えられます。

エーゼットでは、高粘度指数「グループⅢ」「グループIV」「グループV」の、100%化学合成油をベースに使用したエンジンオイルを販売しています。

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カー用品店

カー用品店でエンジンオイルを交換する際の費用相場は1,000〜2,500円程度です。カー用品店は他の依頼先に比べて、比較的安い値段でエンジンオイルを交換できます。

しかし、より良い品質のエンジンオイルをより安価に使用したい場合、ご自身での交換がおすすめと言えます。

ディーラー

ディーラーでエンジンオイルを交換する際の費用相場は4,000〜10,000円程度です。交換費用は車種によって価格が異なります。

ディーラーによっては「メンテナンスパック」というプランを準備してくれている場合があります。本制度を活用する事で無料交換できる場合もありますので、確認してみましょう。

整備工場

整備工場でエンジンオイルを交換する際の費用相場は2,000~4,000円程度です。車検と合わせて依頼するとコストを抑えられる可能性があります。

整備士との信頼関係を築きやすい点がメリットです。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでエンジンオイルを交換する際の費用相場は4,000〜6,000円程度です。給油のついでに交換できる点がメリットです。

ただし、これらの費用相場は一般的な目安であり、車種、使用するオイルの種類、オイルフィルターの交換有無などによって変動します。

自分でエンジンオイル交換する際に準備すべき物

自分でエンジンオイルを交換する場合、基本的な道具と交換方法にあわせた道具が必要です。具体的には下記の道具を用意しましょう。

項目 詳細
基本的な道具
  • オイルジョッキ (新しいオイルを注ぐ用)
  • 廃油処理パック(万が一の火災に備えて)
  • パーツクリーナー (部品の洗浄用)
  • 新しいエンジンオイル (車種に適したもの)
  • ウエスや使い捨て手袋
  • 汚れてもよい作業着
上抜き法で必要な道具(はじめての方はコチラがおすすめ) オイルチェンジャー (古いオイルを吸い上げる装置)
下抜き法で必要な道具(上級者はコチラもチャレンジしてみてはいかがでしょうか)
  • 車用ジャッキ
  • ジャッキスタンド
  • スパナやめがねレンチ (ドレンボルトを外す用)
  • 新品のドレンボルト用ワッシャー
  • 新しいオイルフィルター (交換する場合)
  • フィルターレンチ (オイルフィルター交換用)
その他
  • トルクレンチ (ドレンボルトを適切な締め付けトルクで締める用)
  • 消化器 (古いオイルを回収する用)

AZ Official Shopでは、車のメンテナンスに必要なカー用品を取り揃えております。詳しくはAZのホームページをご覧ください。

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自分でエンジンオイル交換する際の手順

自分でエンジンオイルを交換する際の手順を、方法別にご紹介します。上抜き法と下抜き法の違いと具体的な手順を見ていきましょう。

上抜き法と下抜き法

エンジンオイルの交換には上抜き法と下抜き法があります。具体的な違いは下記の通りです。

上抜き法 下抜き法
詳細 ボンネットを開け、オイルレベルゲージを抜いた穴からオイルチェンジャーを挿入してオイルを吸い上げる 車をジャッキアップし、オイルパン下部のドレンボルトを外してオイルを抜く
メリット
  • 作業時間が短く、簡単
  • ジャッキアップが不要で安全性が高い
  • オイルの汚れを確認しやすい
  • どの車種でも実施可能
  • オイルをより完全に抜くことができる
  • オイルパン底の金属粉などの汚れも排出しやすい
デメリット
  • オイルパンの形状によっては完全に抜ききれない場合がある
  • 一部の車種では実施できない
  • 作業時間が長い
  • ジャッキアップなどの準備が必要で作業が複雑
  • ドレンボルトの締め付けミスによるトラブルのリスクがある

エンジンオイルの交換手順

エンジンオイルの交換手順は下記の通りです。今回は簡単にオイルが抜ける「上抜き法」の流れをご紹介します。

STEP0:環境を整える

  1. 車を平らな場所に停め、エンジンを温める(10分程度のアイドリング)
  2. エンジンを切り、5~10分ほど放置して、油を落ち着かせる
  3. 必要な道具と新しいオイルを用意

STEP1:古いオイルを抜く

加圧することによって液体を吸い上げる
加圧することで液体を吸い上げるポンプを用意します。ポンプはどこに売っているものでも問題ありません。
古いオイルを抜く
古いオイルを抜く
オイルゲージの上にノズルを挿して、ポンプを加圧することで古いオイルを抜きます。

STEP2:新しいオイルを入れる

新しいオイルを入れる
新しいオイルを用意します。
新しいオイルを入れる
ノズルを直接挿せる場合は、画像のように直接オイルを入れていきます。

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じょうご、ろうとを使ってもいい
難しい場合は「じょうご」や「ろうと」を使うこともオススメです。

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STEP3:オイルの注入量を確認する

ゲージの範囲で収めていただくのが基本
オイルの中に入れているゲージを抜き、どこまで濡れているのかを見て、オイルの注入量を判断します。一度ゲージを抜き、綺麗に拭いた後、再度挿します。
点と点の間だとOK
ゲージを改めて抜き、先端にある点と点の間に収まる程度にオイル量を調整します。画像だと少しオーバーしているため、その場合はもう一度オイルを抜くようにしましょう。
マックス近く入っている
画像のように、点の範囲に収まればOKです。

オイルが少ないと潤滑油が不足することで、車体へのダメージが大きくなります。逆に入れすぎていると、不要な箇所まで行き届いてしまうため、適正量の範囲になるまで調整することが重要です。

STEP4:廃油の処理

オイル交換が完了しましたら、抜いた廃棄オイルを処理する必要があります。
廃棄方法としては、廃油パックを使って自身で処理していただくか、ガソリンスタンドなどに持っていき処分しましょう。

自分でエンジンオイル交換する際に注意すべきこと

自分でエンジンオイル交換する際に注意すべきことは、適切なオイルを選択することです。

適切なオイルを選択する

自分でエンジンオイルを交換する際は、適切なオイルを選択しましょう。具体的には下記のポイントに注意します。

ポイント 詳細
粘度
  • 車の取扱説明書やオイル適合表を確認
  • 車種に適した粘度のオイルを選ぶ
ベースオイルの種類
  • 鉱物油、部分合成油、化学合成油(全合成油)の3種類
  • 車の状態や使用環境に応じて選択
API規格 最新のAPI規格に適合したオイルを選ぶ
メーカー純正オイルか社外品か
  • メーカー純正オイルは確実に車に適合するが、価格が高い
  • 外品を選ぶ場合は信頼できるブランドの製品を選ぶ
走行距離や使用環境 高走行距離の車や過酷な環境で使用する車には、より高性能なオイルが適している
エンジンの種類 ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ターボエンジンなど、エンジンの種類によって適したオイルを選択

適切なオイルの選択は、エンジンの性能を最大限に引き出し、長寿命化につながります。

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まとめ

本記事ではエンジンオイルの役割、エンジンオイル交換を怠るとダメな理由、エンジンオイル交換の依頼先と費用相場などをご紹介しました。

エンジンオイルはエンジンの正常な動作と長寿命化に不可欠な存在です。エンジンオイルを定期的に交換することで、エンジンの機能を維持でき、エンジンを最適な状態に保てます。

問題が発生する前にエンジンオイルを交換しましょう。

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